K-70 サードパーティ製ケーブルレリーズ使えます

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近接マクロ撮影とか、リアルレゾリューション撮影とか、夜景や天体写真の撮影とか、わずかでもカメラが動いてブレるのが許されない時があります。そんな場面では、三脚を立ててカメラを固定することは当然として、シャッターボタンを押しこむ動作でカメラを揺らしてしまわないように、カメラ本体に触らないでレリーズする算段が必要になります。

たとえばタイマー撮影するという手があります。また、PENTAX K-70ならば内蔵wifiを通じてスマートフォンからレリーズ操作をすることができるので、これを使うという手も考えられます。

ただし、タイマーを使うと「今だ!」というタイミングでレリーズできないという欠点があり、wifi+スマホを使うと電池の消耗が気になる上に、レリーズの確実性が今一歩信頼しにくいという弱みがあります。wifiはそれ以前に付属アプリImage syncの出来が・・・以下自粛。

そこで、確実に狙ったタイミングでレリーズするには、今のところ有線接続タイプのケーブルレリーズを使うのが一番です。

ところが困ったことに、K-70は先代のK-50、K-30とケーブル接続端子の仕様を変えたため、従来の純正ケーブルレリーズCS205およびサードパーティ互換品(より高機能で安い)が使えません。現時点ではK-70専用に発売されている純正のCS310(実勢価格5000円弱とややお高い)を使うしかないのでしょうか。

他に無いなら、ケチらないで純正CS310を買うしかないかな、と思っていたところへ、ネットで耳寄り情報。以下はその受け売りですが、

純正のCS205(旧)とCS310(新)を比べると、カメラに差し込むプラグの形状が2.5mm径ステレオ超ミニプラグ(3極)から3.5ミリ径 ステレオミニプラグ(4極)に変更されている。しかし調べてみると4極プラグが新たに複雑な機能を果たしている形跡は無く、うち1極は実際使われていない。(旧)の2.5mm径プラグ(3極)を(新)3.5ミリ径(3極)に変換するごく普通の変換プラグをかませて従来品を差し込んでやると、K-70でもそのまま普通に使える(らしい)。

ふむふむ。文章で読むとややこしいですが、要は純正従来品またはサードパーティ品+変換プラグ1個で大丈夫よ、と。

ほんまかいな、早速手に入れました。

レリーズ器はこれ。
ロワジャパンさんはじめ、いくつかの業者さんが販売している中国製の互換品(タイマー、バルブ、インタバルなどが手元で設定できる多機能品)。私が買ったものには日本語の説明書はついていませんでした(英語・中国語のみ)。

PENTAX ペンタックス CS-205 対応シャッター リモコン コード レリーズ (Canon キヤノン RS-60E3兼用)

変換プラグは、2.5mmステレオ超ミニプラグ3極(メス)→3.5mmステレオミニプラグ3極(オス)なら、たぶん何でもOK。私はカメラに差し込むプラグはL型の方が良いだろうと思って探して、これを買いました。

以上2つのブツをそろえて、K-70に差し込んでみた絵がこちら。

K-70に繋いで、何の問題もなくあっさり使えました。しめて2000円。CS310買う半分以下の値段で、より高機能なケーブルレリーズをゲットできました。変換プラグを挟んでいるので接続はちょっと不細工ですが、そんなに頻繁に使うわけでもないし、まあ、いいかと。

あと、使ってみてわかったことをひとつ報告。このケーブルレリーズは乾電池駆動ですが、タイマーなどの機能を使わず単にレリーズするだけなら電池を入れなくても作動します。K-70につないでカメラの電源だけ入れてボタン押せばOK。
というわけで、めでたし、めでたし。
以上は、あくまで私の環境では、という体験談です。試す方は自己責任でどうぞ

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