CBLレンズを試す

以前から気になっていたアレをようやく手に入れました。
通称CBLレンズこと Color Balance Lens です。

色被りを防いで「正しいホワイトバランス」に調整するための道具です。カメラのホワイトバランスを手動で設定するときに良く使われる「グレーカード」の代わりというか豪華版というか、そういう代物です。

数年前にPENTAX主催のビギナー教室に参加した時に「曇り空の下の紅葉を鮮やかに撮るにはホワイトバランスの調整が難しくて悩むのだけど、これがあれば一発で解決」と講師の方がCBLレンズを紹介して見せてくれて強く記憶に残り、ずっと気になっていたのです。

最近はカメラに搭載されているオートホワイトバランスの精度がとても良くなったので、もうこういうギアは不要、という意見もちらほら見かけます。しかしなんでも下手くそなわたしが殊に苦手なのが「色味の調整」なので、その助けになるものは藁でもCBLレンズでもなんでもすがりたい。幸いかつては結構なお値段だったのがだんだん求めやすくなってきたので、紅葉シーズンを前にこの際ゲットしてしまえ、となったわけです。

さっそく試してみました。
どんより曇った日の日中、道端に置かれたフラワーボックスの写りが、ホワイトバランスの違いでどう変わるか。撮影機材は LUMIX S5 と SIGMA 50mm F2 DG DNで、色温度と色相の数値はPhotoLab7が読み取った参考値です。

WB設定:AWB (色温度 7085 色相6/PhotoLab7)

WB設定:曇天 (色温度 5704 色相8/PhotoLab7)

WB設定:手動でCBLレンズ使用(色温度6785 色相9/PhotoLab7)

マイナーなLUMIX機でのCBLレンズの使い方、同梱のマニュアルにもサイトにも見当たらないので困ったのですが、見様見真似で使ってみてたぶんこれで合ってるんだと思います(思いたい)。

色温度の高い順番でAWB→CBLレンズ手動→曇天の順になりました。色味を比べやすいのは、白い花と紅い花の色、葉の緑色、ボックス壁面の汚れた白い色、などでしょうか。”曇天”は他と比べてはっきりと赤味成分が少なくて白い花の白さが目立ちますが、肉眼で観た感じに近いのは他の2つの方です。

“AWB”と”CBLレンズ手動”を比べると、後者の方が色温度が少し低く赤みが弱くなる一方で色相はマゼンダ寄りになっています。結果として両者は色味判定弱者のわたしには区別が付きにくく、カメラのオートWBが優秀であることの例証になっているかもしれません。

微妙な、あるかないかの違いですが、”CBLレンズ手動”の方の花の色、葉の色の方がナチュラルで綺麗・・・気のせいかな。

光学的な仕組みはまったくわかりませんが、ともかくCBLレンズを使うと、カメラの設定とは異なるホワイトバランスにできて、現実の色の再現性という意味で力を発揮してくれそうなことは確かめられました(同時にカメラのAWBがなかなかやるということも改めてわかりました)。

さあ、これからどのくらい使い道があるか、楽しみなような心配なような。

タイトルとURLをコピーしました