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みなさま、ご記憶でしょうか？
4-5月の外出自粛期間中、テレビや新聞のニュースで、
・東京のターミナル駅にはこんなに人が出ていますよ
・首都圏の商店街の人出は全然減っていませんよ
なとどいう趣旨で、わが城南地区のターミナル・品川駅の写真や、心のふる里・戸越銀座商店街の写真が盛んに使われたじゃあないですか。私たちはまじめにstay homeしているのに、まるで城南の民の心得が悪いと言われているみたいで、いささか心外だったんですよ。私だけかな？
人影のある長い直線路で、少し高いアイポイントから超望遠レンズで撮れば、圧縮効果が効いて「密になっている」写真が撮れるに決まってます。アイポイントが高すぎると「俯瞰」の絵になって不自然なので、そうならないような微妙な高さにうまく合わせて三脚を立てていたのでしょう。
ずるい。写真を撮る者なら永遠のビギナーの私ですらわかる道理です。
というわけで、外出の途中で品川駅を経由するついでがあったので、駅の港南口の「あの場所」まで行って撮ってみました。
ここまでちょっと勢い込んで語ってしまいましたが、なにせこの時に手にしていたのはGX7mk2と12-60mm標準ズームで三脚もありませんから、上のお話からは極めて程遠くてすみません（爆
35mm換算120mmの画角で手持ち、少しトリミングしましたから150mmくらいの絵にはなっていると思います。こんな感じでした。
この程度の望遠画角でも「緊急事態宣言が解除されて、けっこう人が出て混雑が始まってるな」というように見えません？
だから、この時にもし超望遠レンズで奥の方を抜いて撮ってたら「うわ、もろ３密だろこれ」という写真になったことは想像に難くありません。
ところが、上の写真とタイムラグわずか3分くらいで、JR品川駅の改札内の「混雑ぶり」はどうかというと、この通りです。
メイン跨線橋を京急から新幹線方向に撮ったものです。巨大ターミナル品川駅としては、かなり「閑散」と言える状態でした。
えー、ちょっと心拍数上げて語ってしまいましたが、何が言いたいかというと、何が言いたいんだっけ（苦笑）。
そうそう。望遠レンズを上手に使った「混雑」写真にはかなり誇張が入ってるよ、と。きちんと自粛して外出を控えていても「すごい人出です」みたいな写真は撮れてしまいがちなので、そういう狙いの写真を見るときは気を付けようね、と。
あと、城南の民はちゃんとstay homeしてたし、必要ならこれからもしますよ、ということを代表して（するな！）申し上げたかった。
以上、品川駅で撮った小ネタ写真でした。
