浅草線沿線散歩 戸越界隈

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都営浅草線は、五反田駅を越えて城南の街を終点西馬込(にしまごめ)に向けて進みます。今回の沿線散歩は五反田からひとつ進んで戸越(とごし)駅。

浅草線は国道1号線の真下を走っているので、駅から地上に出てみるとこんな光景。

このままここにいても「散歩」の雰囲気にならないので、路地に入って静かな住宅街を進みます。

カメをかたどった可愛らしいベンチのあるコーナーを曲がって、

とりあえずここがちょっとした目当てのスポット。「文庫の森」公園

旧三井財閥が建てた書庫の建物(旧三井文庫)が、財閥解体後は公営の国文学研究資料館として利用されたあと、今は品川区営の公園になっています。書庫の建物は写真のように一部が残っているだけですが、「日本最古の壁式鉄筋コンクリート造」の貴重なものだとのこと。

さらに時代を遡ると、ここは肥後隈本藩の下屋敷だったそうで、そのころに整えられた池やら庭やらがそのまま生かされて、今に至っているらしいです。

文庫の森公園を後にして再び住宅街を進むと、途中で神社らしき参道が見えたので立ち寄ってみました。で、その戸越八幡神社の境内に入ってびっくり。

これ、境内はもちろん完全に屋外です。ソファやらテーブルやらたくさん並んでいます。読み物やら子供の遊具やらストーブまで(!)用意されていて、訪問者が自由に座って寛いでよさそう。こんな「境内」って初めて見た。

雨が降ってきたらどうするんだろう?

と感心しつつ首をひねりつつ、さらに少し歩いて、はい、やってきました。戸越と言えば有名なこちら、戸越銀座商店街。

実は私はこの商店街を訪ねるのは生まれて初めてで、事前に勝手に抱いていたイメージとは、少し違いました。八百屋魚屋総菜屋の並ぶ「昭和っぽいベタな」商店街を想像していたのですが、本物の戸越銀座は、もちろん八百屋さんも魚屋さんもちゃんとありますが、とても「モダンで小奇麗な」ストリートでした。

「戸越銀座温泉」とグーグルマップに表示されてるので、古式ゆかしい銭湯があるのだろうと想像しながら角を曲がったら、ご覧の通りの近代的なスパ施設でした。

良い意味で新鮮な違和感を覚えつつ商店街を進むと、ほどなく見えてきたのが東急池上線の戸越銀座駅。そうか随分近くに東急の駅があるんだ。

そういえば、浅草線を降りる時にも「東急線乗り換え」の案内をしていたような気がします(うろ覚えで自信無し)。

随分歩いて、随分写真も撮りました。記事が長くなっちゃってすみません。
最後まで見ていただいてありがとうございます。

駅前で売ってるおいしそうなたい焼きを買って、帰るとしましょうか。

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