K-70→KP 乗り換えにまつわるあれこれ

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というわけで、昨年末にPENTAX K-70からKPにカメラを乗り換えました。過去いろいろブログ記事で触れたように、K-70で試行錯誤して整えてきた周辺の道具や使う上での環境を、同じように整備しながら移行を進めています。

とはいえ、
同じブランドの同じマウントで、同じAPS-Cサイズで、使うバッテリーも一緒、レンズもすべてこれまで通り。ストラップやカメラバッグなどもそのまま流用できました。重量もほぼ同等なので、まだ使ってないけど三脚も大丈夫なはず。

移行にはほとんど手間いらず、と言いたいところですが、
・フォーカシングスクリーンを好みのものに交換するのに、自力でやる自信がないので新宿のサービスセンターに持ち込む必要がありました。
・レンズごとにAF微調整をやり直しました。望遠ズームとタムQは、ピントが合っている箇所が判別しやすいのですが、標準ズームや広角魚眼は難しくてギブアップしました。あとピント薄くて判りやすいはずのDA 50mm F1.8 でなぜか大苦戦。結局これらはSC持ち込みかなあ。
・LightroomCCでのカメラプロファイル(PENTAX用語ではカスタムイメージ)の再設定。これ結構時間がかかりました。以下詳述。

LR標準ではKP用のプロファイルを提供してくれないので、過去記事にある方法で、他機種のプロファイルを流用します。いろんなソースで読んだ情報から、センサーとアクセラレータの組合わせがKPに一番近いのはPENTAX K-1 IIだと推理して、K1-II用プロファイル(これはLR標準装備)を使うことにしました。

dcpTool.exeというツールを使って、K-1 IIのプロファイルが格納された5つのDCPファイルをデコンパイルしてテキストファイルに書き出し、エディタで必要箇所を書き換えてコンパイルし直すという作業をやりました。(コマンドプロンプトを久しぶりに使って、懐かしい「コンピュータ操作」気分を味わいました 笑)

#dcpToolの使い方はZAPAブログ2.0さんのこちらの記事で学ばせていただきました。言うまでもありませんが、トライする方は自己責任でお願いします

5つのDCPファイル内のプロファイル名を”Pentax KP Landscape”など判りやすいものにして所定のフォルダに置けば、上の画像のように、KP用の”なんちゃって”プロファイルが使えるようになります。Bright(鮮やか),Landscape(風景)Natural(ナチュラル)Portrait(人物)Vibrant (雅)の5種類が配備完了。
わたしとしては、Adobe標準プロファイルを使うよりは少し気分が良いです。

あと、環境の移行とは関係ない話ですが、
背面液晶スクリーンの動作が、K-70はバリアングル、KPはチルトです。承知の上で乗り換えましたが、使わない時に液晶を内側に入れて畳めるK-70に慣れていたので常に液晶剥き出し(笑)のKPは、何かの拍子に傷つけてしまわないかと、ちょっと落ち着きません。いずれ慣れるだろうとは思いますが。

そんなこんなで、ぼちぼちKPの本格稼働開始です。

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