浅草線沿線散歩 高輪台から五反田へ

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高輪台駅界隈を散歩した後、そのまま五反田駅まで歩いてみました。

国道一号線を真っ直ぐ歩いてもつまらないので、当然、裏道へぐんぐん入っていくことになります。

入っていくと、地元の人には何を今更ということなんでしょうが、当たり前に住宅街の静かな生活空間が広がっていて、東京の山手線の内側、それも港区・品川区という「東京のど真ん中」にいることを忘れそうになります。

ブラタモリ風に地形に着目すれば、高輪台・白金台と呼ばれる高台から、目黒川沿いの低地にある五反田・大崎に向かって下っていく辺りなので、ちょっと見通しが良い道では、いい感じの坂道風景になります。情緒感じませんか。

しかし「東京のど真ん中」はなかなか油断できません。ふと脇に目をやると、こんな意味ありげな「クルマお断り」の階段の道が見えて、

登っていくと、何故かどんどん街の空気感が変わって、

登りきったら、はい、出ましたドーン。

いきなりザ・エクスクルーシブな街並み。私なぞが来ちゃいけないところに、迷いこんじゃいました。ごめんなさい。

写真がヘボくて、あまりこの街のハイソな威圧感がお伝えできてませんが、高級住宅街で知られる城南五山の中でも最高位に君臨するに違いない、島津山です。

先日、紅葉写真を撮りに行ったのが池田山、今回はそこからそう遠くない(たぶん徒歩20分以内)島津山。地名が示す通り、城南の街歩きはけっこうな丘陵地帯の上り下りを伴うので実に良い運動になります。

あまりに素敵な(そして個性的な)お屋敷が並んでいるので、思わず写真を何点か撮ってしまいましたが、個人のお宅の写真なのでここに載せるのは控えます。(本物の暖炉があるに違いない、煉瓦の煙突がある邸宅にはビックリしました)

五反田へ降る途中に通った、清泉女子大学の正門前。この大学のキャンパス自体が、地名の元にもなった、旧島津公爵邸なのだと聞きました。へえー。

ハイソな天上界から坂を降って下界に降りてくると、ちょっとホッとします(笑)。

きっと天上界ご用達のパン屋さんだと思いますが、私たち一般市民も立ち寄りOKで、実は私も少し買って帰りました(笑)。大変美味しかったですよ。

坂道を下りきって、街並みが「ごく普通」な感じに変わり、こういう下世話な自販機とか見かけるようになると、ああ、帰って来たなあ(笑)と思います。

さらに、通りがだんだんと雑然としてきて、盛り場っぽい感じに変わってくると、

まもなく、今回の散歩のゴール、都営浅草線五反田駅に到着です。

幹線を歩かずに、丘の斜面の高級住宅地を抜けてきたので、結果的に五反田駅到着がオチみたいになっちゃってすみません。五反田はなかなか良い街なんですよ。そのあたりのレポートをまた別の機会にちゃんとやらないと。

ともあれ、今回の写真散歩はこのへんで。
最後まで見ていただいてありがとうございました。

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