Story

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
Pentaxユーザーには色々と便利なことがあるペンタックスリコーファミリークラブ、
私もK-70を手に入れた時に入会しました。

おかげで、
オンラインアウトレットショップで買い物ができるとか、フォトスクールの割引が
あるとか、銀座のギャラリーラウンジが利用できるとか、コンテストに応募特典が
あるとか(まだ試してませんが)、いろんなメリットが享受できます。

特典のひとつに、季刊の会員誌というのがあります。毎回、数多くのアマチュア写真
愛好家会員の多彩な作品が掲載されていて、バリエーションの豊かさと写真の出来栄え
の素晴らしさに圧倒されます。3か月に一度やってくる、わがフォトライフの楽しみの
ひとつになっています。

で、2018年夏の号が先日手元に来たのですが、

この中で、福山さんという名古屋の会員の方の作品に、特に深く感銘しました。
備忘を兼ねて、ブログに書いておこうと思います。

世界の中で比較すると、日本の都市は清潔で、ゴミが落ちていることが少ない
と言います。そのゴミを福山さんは写真の題材にされています。
「ストーリーが感じられるゴミ」を撮り、強い印象と余韻を残す「銀残し・ハイ
コントラスト」で仕上げることで、ゴミの背後にある物語を暗示し、見る者の
想像力を刺激する作品を作っておられます。

そうか、そういう題材の選び方、そういう表現の仕方があるのか。

私はちょっと戦慄しました。私がいつもボーっと見過ごしている都会の風景を、
こんなにも鋭く印象的に切り取れる人がいて、方法論がある。すごい。

写真って、なんて面白いんだろう。
暑いこと、ちょっと体調を崩したことで、昨今ややカメラを持ち出すペースが
落ちている私ですが、安閑としている場合ではないな、と。
もっと五感を活性化させて、写真を楽しまなければ。人生は短いぞ。

“story”と題された見開き数点の写真、見過ごしておられる会員の方はもう一度
会員誌を見てみることを強くお勧めします。

タイトルとURLをコピーしました