ゲーミングノート導入

今回、写真やカメラの話は出てきません。RAW現像ツールPhotoLab7を新たに導入するのを機にパソコン機材を新しく用意した時のお話です。備忘録代わりのちょっと長い記事ですが、悪しからず。

発端:
Photolab7の売り物機能=ノイズ除去はかなりマシンパワーを食う。CPUやメモリーの強化に加えてミドルレンジ以上のGPUの装備が必須。わたしの作業環境ではスペース制約がきついので、デスクトップ+グラボは無理。「そこそこ強いゲーミングノートPC」しか選択肢が無いという結論。いい歳してゲーミングか・・・ま、それもいいか。

製品選択:
熟慮の末に選んだのは台湾のASUS社の TUF Gaming A15 FA507NV。エントリークラスの旧型製品とはいえCPUはRyzen7、メモリーは16GB(DDR5)、GPUはNVIDIA RTX4060、SSD1TBを積んで「そこそこ強い」はず。

ASUS TUF Gaming A15|ノートパソコン ゲーミングノートパソコン|ASUS 日本
TUF Gamingは、圧倒的な耐久性、信頼できる安定性、ゲーミングに大きな価値を求める人たちのための全く新しいシリーズです。これからもエキサイティングで革新的な製品を続々提供します。

どの販路でも総じて値段はこなれていたが、中でも少し安かったアマ〇ン限定品(国内正規品と同スペックで外観デザイン違い)を購入。実物を手にしてみると思ったより堅牢な造りでキータッチの感触も良い。やや厨二的な見た目を気にしなければ仕事用PCとしても頼りになりそう。

メモリーについての2つの誤算:
第一の誤算。オリジナルモデルではメモリーがデュアルチャンネル(8GBの2枚差し)たが、アマ〇ン限定モデルはシングルチャネル(16GB1枚差し)。同スペックだと思って細かいところを見落としていた自分が悪いのだし、このままでもPhotoLab7はサクサク動くことは確かめたから当面問題は無い。しかしデュアルに比べてシングルは同じ16GBでもパフォーマンスが少々下がるのは確かで、いささかしゃくにさわる。

前向きに考えれば、ひとつ空きスロットがあるのだから自分でメモリー増設できる余地がある。いっそもう1枚16GBのモジュールを調達してオーバースペック覚悟でデュアル化するか?

その気になりかけたところで第二の誤算。増設は全く同じメモリーモジュールをもう一つ用意するのが一番リスクが少ないので、デフォルトで刺さっているメモリーのメーカー・型番を調べたところMicron製。おや、Micron社のコンシューマー向け製品はCrucialブランドのはずだが、なぜか業務用のMicronブランド品が使われている。

業務用なのでその筋の商社でメモリー1枚だけの小売り対応をしてくれる会社を探して買うことになるが、これがコンシューマー向け販路でCrucialほかの同規格の品物2枚セットを買うよりも(ピンキリあるがおおむね)値段が高い。かといってデフォルトの1枚をうっちゃって新たに2枚セットを調達しようにも、ど素人なので正常作動する品物を的確に選ぶ自信が無い。嵌まったなこれは。

製品自体に問題があるわけではない。自主改造するには少し高くつきそうということで誰のせいでもなく全くもって自己責任。とはいえこうなった原因を根拠なく邪推すると、ASUSが部品メーカーから業務用メモリーの余剰品を安く買い取ってアマ〇ン限定品に仕立てたのを、これは安いと早合点したわたしが掴んだ、ということか?

準備:
嵌まったにもかかわらずメモリー増設するか少し迷ったが、こういうのは勢いが大事(爆)。値段が高いということはそれだけ業務用は品質が良いのだ、と自分に言い聞かせて決断。それにノートPCのガワは開けたことが無いから一度くらい経験しておきたい。

グーグル先生が中華や中東の事業者よりは話が通じやすそうなアメリカのディストリビューター↓を見つけてくれた。メモリー1枚の超小口の注文を心苦し感じるくらい、取引の仕組みもサイトの日本語化も万全で購入プロセスはノンストレス。

https://www.mouser.jp/c/embedded-solutions/memory-data-storage/

リードタイム1週間ほどで無事品物が到着。この時にあわせて用意しておいたおもちゃみたいなヒートシンクと合わせて、増設作業スタンバイ完了。

増設作業:
なにせ精密ドライバー触るのもノートPCのガワを開けるのも初めてなので緊張したが、増設作業はあっけなく進行。どこかで聞きかじった「ノートPCのカバーを外すのにはギターのピックを使うと具合が良い」という情報が非常に役に立った。↓は増設メモリーを取り付けた直後の写真。


真ん中で2つ並んだ下の方が今回増設したメモリーモジュール。

ど素人なにり驚いたのは、バッテリーがデカいことと、それに負けないくらいファンとダクトの排熱機構が重装備なこと。ゲーミングノートはパワーが必要で、そのパワーが生み出す熱からパーツを守る闘いがいかにも厳しいということが窺える。

買ってはみたものの銅製のヒートシンクはたいして効果が無さそうで、直前まで貼るのをやめようかとも思ったのだが、デフォルトのメモリーにもなんか貼ってあるし、お守り代わりに貼って気持ちだけでも排熱に助力することにした。

ガワを閉じてPCを起動し確認したところ、ちゃんとメモリー32GBが認識されて正常作動している。20分足らずの時間であっさりミッション完了!

まとめ:
新規導入パソコンは、今年のはじめにぼんやり想定していたよりもかなり導入タイミングが早まって予算も膨らんだ。結果として、わたしの用途の範囲では仕事用としても写真ホビー用としても十分以上のものを用意してしまったので、十分以上に活用して良い仕事・良い写真が出力できるように頑張るべし。

なお、アマ〇ン限定モデルには気を付けよう。

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