SIGMA i50（とi90）を試す

簡潔で良い表記かなと思って勝手にi50とかi90とか書いちゃいましたが、かえって何の製品の記号か判りにくくなりますかね。私的ニックネームということでお許しください。

目下わたしの手元にあるSIGMA iシリーズの2本のレンズ

・SIGMA50mm F2 DG DN
・SIGMA90mm F2.8 DG DN

のことです。

50mmを手に入れたものしばらく持ち出すチャンスが無くドライボックスの肥やしになっていたのですが、ようやく休暇と用事と天候の折り合いがついて、LUMIX S5とこの2本のレンズを持って東京・品川の鮫洲で試し撮りしてきました。

何はともあれi50の初撮り

釣り船や屋形船が並ぶ船溜まり。逆光気味でコントラストが強い難しい条件でしたが、暗部もつぶれずハイライトも飛ばず、キリっと引き締まって綺麗に撮れました。絞りを変えていくつか撮った中では、F5.6のこの1枚がピント面の解像感は一番良かったように思います。

明るい順光で素直に撮ると、スッキリ感がさらに増します。

これも選り好みしたら一番しっくりくるのはF5.6になってしまいました。デジタルネイティブ世代の最新レンズだけあって解像の切れ味は凄まじく、その中でも素人目の判断ではF5.6-F8くらいがピークではないかと思われます。

また、キレが良いだけではなく、揺蕩う水面にゆらゆらと船影が映る柔らかい質感の再現も悪くないと思います。

ボケはどんな感じになるでしょうか。絞り開放で前ボケ、後ボケを試します。

開放でF2という明るさ控えめ（笑）なレンズですが、これくらいじんわり綺麗にボケてくれればわたしは何の文句も無いですね。というか、もともと永らくのAPSC/MFT使いなのでフルサイズの綺麗なボケには感慨ひとしおです。

※このレンズ、絞り開放で使うと結構はっきりと周辺減光があります。減光も味かな、と思ったのでこれらの写真では特に減光補正をしていません。

もう少しふんわりした被写体も試しましょう。運河の岸に菜の花が咲いていたのでこれ幸いに1枚。

美しい！ビバ単焦点！

切れ味良し、ボケ味良し。シグマらしいスッキリした透明感のある絵が撮れて、その上小型軽量で、i50にこれ以上何を望むでしょう。

最後におまけです。i90の方でも撮ってみました。

キレもボケもi50に劣らず・・・いやそれ以上か・・・素晴らしいですね。この2本でLマウントのSIGMA iシリーズの信頼度は個人的に爆上がり中です。うまく使いこなせるといいのですが・・・。

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