Auto Takumar F1.8 55mm 初撮り

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突然のオールドレンズ熱・タクマー熱に浮かされています。

能書きはもういいとして、オートタクマーF1.8 55mmで初のオールドレンズ撮影を試みました。
久しぶりに晴れ間の出た9月初旬の夕方です。

どなたの持ち物か存じませんが、路上に止めてあったバイクにいい感じに光が入ってたので1枚。

おお!いい感じじゃないですか。そこはかとないビンテージ感出てませんか(気のせいか 笑)。

手すりの向こうの運河の水面反射のぼけ具合はどうでしょう。

記憶があいまいですが絞りはF4だったと思います。

美しいボケ味、という感じでは無い微妙なボケ方ですが、なんとはなしの”緩さ”はあるかも。金属の無骨な手すりが少し柔らかい感じに写ってるでしょうか。

公園の片隅。出番前の照明灯に差す夕陽と影が綺麗に撮れました。

上の水面のボケと比べて、この絵の後ボケは悪くない気がします。何が違うのかな。

夕暮れのバスケットゴール

うーん、もうちょっとメリハリある絵にしたかったけど、まあこの光では仕方ないか。

オールドレンズらしいノスタルジックな感じをもっと出すには、朝夕がいいのか、昼間がいいのか、はたまた曇天がねらい目か・・・、研究の余地ありです。

最後に、”逆光に弱いオールドレンズ”の噂を確かめようと、無理やりこんな絵も。

はっきりくっきり、ゴーストさん登場されました(笑)。

多層コーティングで逆光に強くなる以前のレンズなんで、これはもう、そういうものだ、と(笑)

いっそ開き直って、この時代のレンズらしく、ゴーストやフレアを演出として使うようなことも考えましょう。

初撮りの感想です。

・オールドレンズってもっとふにゃふにゃした感じの絵になるのかな、と想像してたのに反して、しっかり写るんで、驚きました。絞りによる変化とか、もうちょっと使い込んで特徴を理解したいと思います。
・とはいえ、当たり前ですが、現代のレンズとは違います。例えば私の持っている入門者用の安価なDA50mm F1.8に対してさえも、解像感やコントラストの強さの点では及ばないようだ、ということもわかりました。
・もう60歳近いレンズなんだから、そういうところでは勝負しない。主観的・情緒的な表現ですが、どこか緩い・柔らかい感じがこのレンズの魅力です。昭和の味・時代の味をうまく引き出す題材の選び方と撮り方ができれば、今でも十分に(少なくとも撮る人=私は)楽しめるに違いありません。
・50mmとの55mmはわずかな違いですが、私にとっては意味があるようです。DA50mmを街角スナップで使ってると、時々どう使えば良いのかわからなくなるのですが、この55mmは「中望遠で狙った被写体をクローズアップして撮る」というハッキリした気持ちのスイッチが入りやすい気がします。
・開放でピント→絞り(と露出補正)→レリーズ、という実絞り測光時の基本手順がまだしっくりきません。絞り輪やダイヤル触ってる間にカメラが動いちゃって気持ち悪い。動かないように鍛錬するのか、絞るんだから少し動いても平気、と割り切るのか、開放〜F4くらいまではピントを最後にするか・・・ちょっとモヤモヤします。

ともあれ、タクマーレンズがこれだけいい感じで撮れるんなら、画角の違うレンズをもう少し揃えて、しばらくはMF撮影の修行を兼ねて「単焦点はM42マウントで撮る」ていうのも悪くないかなあ、と思い始めた私です。

ていうか、今ヤフオクの出品リスト見てます(笑)。

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