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懲りずにQ7神戸遠征の写真です。
関西三都市の文化的な役割分担は、エネルギーの大阪、トラッドの京都に対して、ハイカラが神戸の特徴かな、と(私が勝手に)思っています。
今日のお題は「喫茶店」(今風のカフェとちゃうよ)です。京都にはイノダ、前田、小川はじめ魅力的な喫茶店がたくさんありますが、ハイカラ神戸としては負けてるわけにはいきません。街を歩くと、京都に負けないくらい素敵な魅力を放つ店がちゃんとあります。
ハーバーランドのumieモールの一角に、こんなおしゃれモードの喫茶店を見つけました。
にしむら珈琲か。ふーん、と。
別の日に元町商店街を歩いてると、また、にしむら珈琲を発見。こちらは由緒ありげな昭和の喫茶店の佇まい。
全国規模のUCC上島珈琲以外にも、神戸の地元チェーンがあるんだなと、肝心の青年期にこの街を離れてしまって、あまり文化事情を知らない私は思ったのでした。
場面が変わって、北野坂。おしゃれな異人館街からダウンタウンに向かって下ってくる途中。
ここにもおしゃれな建物があるな、と思ったら異人館仕様のスターバックス。
すぐそばに、これまた凝ったタリーズ。
あれか? この街では全国チェーンのカフェも特別おしゃれさん仕様にせなあかんのか?
そうせんと死ぬんか? あ?
と内心関西風のツッコミを入れながら坂を下ってくると、ちゃんとありました、にしむら珈琲。
そうか、ここでもスタバやタリーズに負けんと頑張ってはんねん。地元チェーン頑張ってや。
北野坂から中山手通りを右に折れて少し歩くと、またあった。ひときわ目を惹くにしむら珈琲。
いやあ、どの店も頑張ってるわ。後で知りましたが、この中山手通りの店がにしむら珈琲の「本店」なんだそうです。
これだけ地元チェーンの頑張りを見せてもらうと、やっぱりちょっと寄せてもらわなあかん、と思うじゃないですか。
三宮駅北側のこの店で、コーヒーとケーキをいただきました。
昭和から変わらないフルサービスの「喫茶店」で、しかも懐古というノリではなく繁華街の一等地で現役バリバリで勝負しているのが、お見事。東京ではこの感じの店はもうなかなか見つからない。
少し酸味を感じる上品なコーヒーと御影のケーキ屋さんのケーキ、とても美味しかったです。
にしむら珈琲以外では、古強者の風情が漂う元町のこの店も入ってみたかった。次回はぜひ。
というわけで、神戸喫茶店歩きの巻でした。