京急子安 界隈

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京急新子安からスタートして、うろうろした挙句、国道1号線(第二京浜)までやってきました。1号線づたいに京急子安駅を目指します。手元にはPENTAX K-70+HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR。

1号線を少し進むと、JR横浜線と交差することになります。手前を横切るトラックに風情が著しく欠けていますが、まあタイミングが悪いとこんなもんです。

このJRのガードを潜って1号線をさらに進むと、ちょっと昭和の香りがするラジウム温泉を発見。昔はあちこちにラジウムとかラドンとか温浴施設があったよなあ。

ちょっとだけ戻り、1号線と別れて左折。JR横浜線の大口駅から横浜線に沿って続く商店街。地図通りならこの先に京急子安駅があるはず。

ほどなく商店街が尽きて、なかなか趣のある浄土宗のお寺が現れました。子安だから子育て地蔵?というわけでもないのでしょうが、有難そうなお地蔵様のお姿をパシャっと。

このあたり、昭和な香りの漂う飲み屋さんが軒を連ねています。地域住民・地域従業者でないとちょっと入りづらいかな?夜はどんな感じなんでしょうか。

目の前に見えているのはJRの高架軌道。京急子安駅に行くには、どうやらこの地下道を潜る必要があるようです。

地下道を抜けると、ありました。本日の目的地、京急子安駅です。

京急子安は2面4線構造で、普通が優等列車を先に通すための退避駅になっています。次の神奈川新町駅との間は上り線だけ複線になっていて、朝のラッシュ時などには複線を普通と優等列車が並走する珍しい光景も見られるとのことです(普通は子安に停車し、特急など優等列車はそのまま通過していくということなんでしょうね)。上部の跨線橋はエレベータ利用者のためのもので、乗客は基本的に手前に下っている地下通路を通ります。

いつもだとこれで沿線散歩は終わりなんですが、今回はもう少し進みます。踏切を渡って第一京浜側に出てみると、駅に最も近い信号機には「京浜子安駅入口」の表示。新子安駅の記事で紹介したように、子安駅も1987年に京急子安に駅名変更していますが、道路上の表示は改訂されないまま残っているようです。

もうちょい、歩いてみましょう。

第一京浜と首都高の間、海岸から細く入り込んでいる入江川沿いには、水上にせり出す漁師小屋のような建物と漁船がぎっしり。今回この写真だけ Tamron AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2を使いました。

ここは京浜間では希少な存在となった「漁港」、子安浜と呼ばれる一帯です。現役の漁師さんがどれほどおられるのかはわかりませんが、舫ってある漁船はまだばりばり稼動中のものが多い印象です。この浜が「江戸前」を支える力になっているのは間違いないでしょう。大量のパイプのような漁具が見えますが、たぶんあれはアナゴ漁用の筒ですね(鉄腕DASHで覚えた)。

というわけで、思いのほか長編になりましたが、新子安編に続いての子安編・界隈散歩、ここで終着です。

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