西陣 写真散歩

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「写真が撮りたくて京都に出張する仕事を無理に作ってるんじゃないか疑惑」については、えー、お答えいたしません。

忙しい時間をやりくりして、自由時間をひねり出しての苦心の京都写真散歩です。そういうことにしておこうよ。

というわけで、今日は西陣です。

いきなり驚きました。軒先に無造作に置かれた鉢に水が張ってあって、なにやら水草がゆらゆらしているんですが、これは何ですか? ふらふら寄ってくるカメラオヤジを一網打尽にするための仕掛けかなんかですか?

別の軒先で、こんどは上を向きました。
旧い銭湯を改装して、センスのよい喫茶&ショップとして蘇らせた「さらさ西陣」さんの店先です。

そこからほど近いところにある、こちらは現役の銭湯。現役さんの方もなかなか年季が入って趣がありますね。

今回は地下鉄烏丸線の鞍馬口駅からちょっと距離を歩いて西陣界隈に向かったのですが、その途中で見かけた、二階屋のガラス窓。

楕円形に抜かれた曇りガラス自体は真新しいように見えますが、そのデザインが漆喰の壁や木製の窓枠・戸袋と馴染んで、なんともレトロで素敵です。

仁丹のマーク、このあたりでいくつか見かけましたが、たいがい新しめの住所表示看板なので、最近も再生産されつづけているバリバリ現役のデザインと見受けます。

雨宝院の門前の提灯です。この日はあいにく閉まっていました。

写真の順番が行程と合っていませんが、ここが終着なのは確かです。

2年前にも訪れて、その風情に感銘を受けた三上家の路地。左奥の灯りは素敵な品揃えの蜂蜜屋さんで、立ち寄りたかったのですがこの日は時間切れ。

ということで、小さなPENTAX Q7片手に(Q7の場合文字通り片手です)西陣写真散歩の巻でした。

前日の嵐山では、逆光の明るい河原で液晶が見えなくて苦労しましたが、街中で、このくらいの光量の中でのスナップなら特に問題はありませんね。センサーがミニサイズなので、大きなカメラと比べて白飛びしやすいのはまあ仕方がないところですが、写真自体はこの画像の大きさで楽しむのなら十分なクオリティです。
軽量小型の旅先カメラとしては、Q7は私にとって実に貴重な存在ですね。

最後まで見ていただいて、ありがとうございます。

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