007 ロンドン聖地巡り(3)

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前回の続きで、LUMIX GX7mk2を手に、007映画のロンドン撮影地巡りです。

ときどき映画のネタバレを含みますので、ご注意ください。

映画”Skyfall”のラスト近く、全ての戦いを終えたジェームズ(D・クレイグ)が新MI6と思しき建物の屋上に立って、物思いにふけるシーン。

隣のビルの屋上に2つの特徴的なドームがあり、遠くビッグベンが見えています。これに該当する建物を探します。あった! これだ。

この2つのドームの形、間違えようがありません。
で、今ビッグベンは私の背中方向にあるので、つまりジェームズが映画の中で屋上に立っているビルは、ずばり、その奥にちらりと見えている、

このビルだ!

道路側の屋上は手すりに囲まれているので、ジェームズが立ったのはここではなく、ドームとの位置関係からしても、おそらく右上にかすかに見えている、奥まったさらに一段高くなっている屋上に違いありません。

じつは、ここは”Sklyfall”の次の作品”Spectre”でも使われています。ジェームズが車に載って立ち去る、映画のラストシーン。

現地で、上記のビルの前あたりに立ってビッグベン方向を見ると、こんな感じです。

歩道の形が変わり、映画とは違って街灯が邪魔してますが、映画の後で作られたのか、映画ではCG処理で消したのか、どうなんでしょう。街灯の陰に隠れたビッグベンが修復工事中なのは、まあご愛敬ということで。

“Spectre”ではこんなシーンもありました。敵との最終決戦の直前、ジェームズと仲間が落ちあう隠れアジト。

たぶんこのビルです。鉄製の窓の格子の形が一緒。

決め手になったのは、入口から煉瓦造りの屋上部への外階段を登るこのシーン。ちと暗いですが・・・。

上記のビルの屋上、こうなっております。

左手のビルの陰になっていますが、すぐそこは映画の通りトラファルガー広場。というか、トラファルガー広場の周りをうろうろして探したんですが、私(笑)。

で、いざ決行の直前、ヒロインのマドレーヌ(レア・セドゥ)が「私は一緒に行けないわ」と別れを告げるシーン。

微妙に角度が違いますが、このビルの前あたりで間違いないと思います。

あまりに映画通り、だったので、この場所で興奮してたくさん撮ってしまいました。

閑話休題。
新MI6本部、トラファルガー広場脇の隠れ家、ジェームズが新任のQと初めて会ったナショナルギャラリー、(ほんとは別のロケ地だけど)テロリストが襲った査問会場の最寄りのウェストミンスター駅、みんなけっこうご近所です。

とどめは、今回は撮ってませんが、”Spectre”のクライマックスでヘリが墜落してくるのがなんと
ウエストミンスター橋。端から端まで歩いてもたぶん徒歩10分くらい。ロケ移動はけっこう効率的?(笑)

さて、最後です。
こちらの絵、同じく”Spectre”で「新国家保安センター」ビルとされたこの建物、外観はCGで作られた架空のビルだったらしいですが、螺旋形の昇降通路が印象的な屋内のシーンは

実在するこちらの建物でロケがおこなわれたそうです。

なんと、ロンドン市庁舎(笑)。ロンドン市民はニヤニヤしながら映画を見てたんじゃないでしょうか。

と、いうことで、ロンドンでの007映画聖地巡り(”Skyfall”と”Spectre”)をお届けしました。少しでもお愉しみになれましたら幸い。

最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

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