写真プリントは良き哉

えー、ちょっとした事情でこのところほとんど写真が撮れておりません。
今回は過去に撮った写真を気まぐれにプリントしてみた、という埋め草トピックです。

デジカメで撮った写真は、普段はスマホやタブレットやPCモニターで観るだけで、印画紙にプリントする機会はなかなかありません。実物として紙上に再現された写真を観るのは、画像データとはまたひと味違う愉しみだとわかってはいるのですが、なかなか面倒で・・・。

今回、気まぐれに「焼いてみようか」と思いついたので、思いつきの風向きが変わらないうちに急いでビックカメラで2Lサイズにプリントしてもらいました。すべて過去記事掲載した只見線の写真の文字通り「焼き直し」です。
紙焼きが仕上がると例えばこんな感じ。

いや、こうじゃないんだ。なかなか綺麗にプリントできていますが、紙焼きした写真のスキャンデータをここに貼ったら、いったい何をやってるのかわからん。

物理的なプリント写真の外形がわかれば良いのかな。

なんかスリーブがテカって中の写真は台無し(苦笑)ですが、これで物理アルバムにしてみたという証拠にはなるか。

たまたまのことなので勝手がわからずバタバタしております。ブログに載せる題材としてはお粗末ですが、わたしが今回ちょっと力んで申し上げたいのは

やっぱりプリント写真はいいな

ということです。写真屋さんの自動プリントにお任せで焼いてもらっただけですが、十分楽しめます。以前同じように撮り貯めた写真のうち何点かを試しにプリントした時には、色味が思うようにならんとか僅かにトリミングされるのが気に食わんとか生意気に文句を垂れた記憶がありますが、若干年齢を重ねたせいかボケたせいか、そういう細かいことはあまり気にならなくなりました(笑)

電子空間と自分の脳内だけに死蔵されている拙い趣味の写真が、形になって現世(うつしよ)に現れるヨロコビというか。あの写真を撮ったのは夢じゃなかったという証というか、大げさに言えば生きている実感とでもいうか。

知人や家族に「ほら、良い景色だろ」と見せられるというだけでも、紙焼き写真は、ただでさえ日々希薄になっていく自分の像を塗り直して現世に留めおく、ささやかな楔だと感じるわけです。ごく個人的な述懐として、あながち冗談でなく。

これから積極的にプリントしてみるおじさんになろう、と密かに決意するわたしなのです。

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