ほんの気まぐれ

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
どこで何があったのか、まったく知りません。 「うちにも、ちょっと良いカメラがあってもいいんじゃないのか」 ある日、家族が突然そんなことを言い出しました。

そもそも私も家族も、カメラや写真にはほとんど興味がありませんでした。 思えば、15年前、初めて買ったデジカメはカシオのEXCILIM EX-S1で、当時としては信じがたい驚異の軽・小・薄デジカメで、随分友達から驚かれました。しかし今思うとカメラ本体のサイズには関心がありましたが、撮る写真そのものへの関心は薄かったようです。

それ以降いくつかコンパクトデジカメを渡り歩いて過ごすうちに、「コンデジ使ってる場合じゃないぜ、時代はミラーレス一眼だ!」みたいな掛け声に乗せられかけたこともありました。しかしそこで手を出したのはPENTAX Q10だったりして、やっぱり自分にとってカメラは「軽・小」なギミックで、写真なんてあなた、素人が足を踏み入れるものじゃありませんよ、という心持ちが変わることは無かったのです。これまでは。

で、冒頭のシーンに戻るわけですが、「ん?」と。 そうか、カメラか。ふーん、と。 私の頭の中はすばやく高速回転したわけです。 最近いろいろ公私ともに沈滞気味と言えなくもないし、ゴルフも縁遠くなっちゃったし、シニア男の本領発揮で趣味として始めるのに悪くないかもな。珍しく家族がそう言うんだから、どうやらある程度予算措置も可能な気配だぞ、と。いっちょ乗ってみるかと。

で、この先は、怒涛のカメラ選び編に続きます。

タイトルとURLをコピーしました