写真のある暮らし

名所江戸百景

七景 大てんま町木綿店

歌川広重 名所江戸百景の七景は大てんま町木綿店。元の絵はこちらです。 現在の中央区日本橋大伝馬町1丁目のあたりに木綿店(もめんだな)が軒を連ねていた時代があったそうです。広重の版画では整然とお店が並ぶ中を綺麗な女性たちが歩く華やかな絵柄になってます。 しかし現在のこの...
名所江戸百景

三十景 亀戸梅屋舗

歌川広重 名所江戸百景の三十景は亀戸梅屋舗。元の絵はこちらです。 浮世絵は版画なので、刷によってはもう少し明るい色味のものもあるようです。この絵はゴッホが衝撃を受けて油絵で模写したことで知られています。アムステルダムのファン・ゴッホ美術館には、ゴッホの作品と共にこの版...
名所江戸百景

二十二景 広尾ふる川

歌川広重 名所江戸百景の二十二景は「広尾ふる川」です。元の絵はこちら。 近くを通りかかる用事があったので、いきなり項番が飛んで二十二景ですが、まあご容赦いただきたく。 それにしても、江戸とはいっても街中でなく郊外に来るとさすがは「名所百景」、広重の絵も途端に風光明媚な...
名所江戸百景

六景 馬喰町初音の馬場

歌川広重作 名所江戸百景の六景は「馬喰町初音の馬場」です。 この場所に出掛けて行って往時と見比べる写真を撮るというのがわたしの撮り歩きの趣旨ですが、もうね今回は最初からバンザイ、お手上げです。馬場も、作中に描かれた火の見櫓ももちろん現存せず、オフィスビルが立ち並ぶ一帯...
名所江戸百景

五景 両ごく回向院元柳橋

歌川広重作、名所江戸百景の五景は「両ごく回向院元柳橋」です。 回向院は両国に現存する寺院で、江戸市中を襲った明歴の大火の後、四代将軍家綱公が亡くなった人を手厚く葬るように大法要を営んだ際に建てられたと伝わっています。広重の絵は勧進相撲の開催を告げる櫓越しに隅田川の対岸...
徒然フォトライフ

CP+ 2024

何を見たいとか何を触りたいとかいうアレは特に無かったのですが、いちおう今年も見物してきたぞという、アリバイ工作のような記事です。CP+ 2024が開幕した金曜日の午後、仕事を早く切り上げて冷たい小雨の降る中でパシフィコ横浜に行ってきました。仕事帰りなので大きなカメラは...
名所江戸百景

名所江戸百景 撮り歩きの友

軽い思いつきから、歌川広重名所江戸百景の今昔写真を撮り歩きはじめたばかりのわたしですが、なにせ相手は江戸時代ですから大変です。 いつも紹介しているわたしの虎の子の種本はこちらです。百景を網羅してくれていて、全作品について、どこそこで何を描いたものかという解説情報が得ら...