鉄道写真展 2題

品川港南口のキヤノンギャラリーは、本格的な写真展に堪える1階の展示室とカジュアルな2階のオープンギャラリーから成っていて、常に何かしらの催しが行われています。他社機ユーザーなれども心の広いわたしは、個人的に仕事のついでに立ち寄りやすいので、ときどき見学させていただいています。

キヤノンギャラリー S /キヤノンオープンギャラリー1・2
キヤノンギャラリー S /キヤノンオープンギャラリー1・2の情報と行われる写真展の日程を紹介しています。

今回とても楽しめた/勉強になった/刺激を受けたのは、同時に催されていたプロ・アマの2つの鉄道写真展。

1階のギャラリーSでは本邦鉄道写真のレジェンド、広田尚敬先生のその名も「鉄道写真」展。

手持ちのスキャナでは案内ポストカードに掲載された作品の豊かな格調(階調)を再現できず、まことに申し訳ありません。

写真展では、わたしたちが良く知るいわゆる鉄道写真の枠を超えるアーティスティックな表現に挑戦しているのがとても印象的です。素人の拙い理解なりに、鉄道写真でこういう解釈・表現ができるのかと驚き、強い刺激を受けました。リーフレット上で御年90歳を超える大御所が「これから私が目指すひとつの方向」と意気盛んに述べられているのにも感動しました。

一方、2階のギャラリースペースではFacebookを中心に活動されているアマチュア鉄道写真家グループの「鉄道写真をもっとオトナの趣味に」展。

凄腕のアマチュアの手による見事な鉄道写真作品がズラリと並べられていて壮観。

ひとつひとつの作品に感心しきりで都度立ち止まって眺めていたら、在廊している作品出品者のおひとり(同人メンバー、とでも言うのかな)が声をかけてくれて、各作品の撮影地や作品の狙いについて紹介してくださいました。

「有名な撮影地ですがドローン空撮は珍しいです」「大井川鉄道の夜間運行イベントの時のレアなショットですね」「富山の路面電車をちょっと思いつかないアイディアで撮ったもので構図も見事。好きだとおっしゃる人が多い」など、にわか見学者にも興味が湧きやすいようにわかりやすく解説していただけて、たいへん有難かった。

※この方の作品をスルーしないようにちゃんと鑑賞して差し上げないと失礼にあたるよな、果たしてどれだろう? 好みの作品だとよいのだけど・・・と内心ちょっと緊張したのですが、そんな心配無用で釘付けになる見事な作品で、たいへん勉強になりました。

あと、偶然ですが1階の広田先生の写真展 → 2階のアマチュア同人展 の順番で見て、わたし的には正解でした。芸術的に尖った作品の言葉にしにくい刺激の後で、わかりやすい「ザ・鉄道風景写真」で情緒を安定させて、ゆったり満足した気持ちで帰宅することができました。

どちらの写真展も、まだ10日あまり会期が残されています。鉄道写真好きな方は足を運ばれて損は無いと思いますので、チャンスがある方は是非。

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