当ブログでは、過去何度か京浜急行の品川駅移設および品川~北品川~新馬場駅間の高架化工事について触れてきました。今年の春になって、いよいよ工事が目に見えて本格化してきて、京急撮り鉄の聖地・八ツ山鉄橋の風景も大きく変わってきましたので、近況・近影を載せておこうと思います。
なお、工事について公式の情報はリンク先を参照してください。

さて、2026年5月中旬現在、八ツ山鉄橋の周りはこんな感じになっています。
赤茶色のトラスが現役稼働中の鉄橋で、右上で鈍色に光っているのが巨大な仮設トラス。数か月前までもう少し品川駅寄り(写真の奥寄り)にかかっていましたが、この3月に「橋桁を送り出す」工事が行われて、ここまで張り出してきました。
工程の詳細はわたしにはわかりませんが、どうもこの仮設トラスは高架工事完成後には取り除かれるもののようです。そして上の写真では見えてませんが、仮設トラスの先に、取り除かれず新たな八ツ山鉄橋として据え付けられるだろう(わたしの勝手な命名ですが)本命トラスが控えています。
仮設トラスの先を見に行くと、白く光る本命トラスがしっかり確認できました。
素人の想像ですが、この白い本命トラスが現在の踏切上空に掛かる位置まで、このあと何度か「橋桁の送り出し」が繰り返されるのではないかと。
すでに踏切脇には、新しい八ツ山鉄橋を支えることになると思われる太い橋脚が立ち上がっています。
現在の八ツ山鉄橋付近はやや急なS字カーブになっていて全ての走行車両がしっかりと速度を落とします。先頭と後続の車両をしっかりフレームに収めやすくて写真を撮る我々には有難いのですが、品川駅至近なこともあって特に上り列車が渋滞しやすく、その結果当地に「開かずの踏切」ができてしまうという悩みもありました。
ちょうどこの時も、上り列車の渋滞が起こってました。品川駅に先行車両が居て、写真左手前では入線待ちの上りが鉄橋上で停車中。さらにその後方に次の上りが停まっているのが見え、しっかり待ち行列ができています。もちろんこの間ずっと踏切は閉まったまま。
因みにたまたま隣の下り線をブルースカイトレインが通りかかったのと、橋の下をJR京浜東北線が横切ってくれたので、やたら賑やかでカラフルな写真になりました。
このあたりの高架化が完成すれば、開かずの踏切の解消という地元メリットは間違いなくあることでしょう。ですが、歴史を感じる鉄橋が姿を消すのは寂しい。
野次馬の勝手な想いですが、やはり寂しい。
寂しさを紛らすために、通りかかったハッピーターントレインをパシャリ。光線の加減でちょっとわかりにくくてごめんなさい。

あたりの景色は随分ごちゃごちゃしてしまって、往事の風情はだいぶ損なわれてしまいました。でも、この感じだと、最終的に高架が完成して上下線の運行が完全に移行するギリギリまで現在の八ツ山鉄橋を継続使用してくれるかも(希望的観測)というのが、せめてもの慰めでしょうか。
今後も時々気にしつつ、八ツ山鉄橋の行く末を見届けたいと思います。


