「おとなの遠足」と称して沖縄に来ています。沖縄本島には何度か遊びに来ていますが、毎度観光地巡って写真撮って帰るだけというのもアレだよな、行程の制約があまり無い今回くらいは、ちょっとだけ襟を正して沖縄戦の戦跡に立ち寄ってみようかと、豊見城市の旧海軍司令部壕を訪ねました。
公園整備された高台の上に慰霊塔が立ち陽射しが降り注いでいます。普通の初夏の景色ですが、見学を終えたいま写真を眺めると、取り返しのつかない過去の歴史の切なさ苦しさを伴って胸に迫ってきます。そんな気分を少し反映できないかと、今回の写真はFilmlike V2のLUTをあてて仕上げてみました。
公式サイトでも紹介されていますが、現地には遺留品展示を交えて沖縄戦と当濠の丁寧な解説をしてくれる資料室が整備されています。大変勉強になりました。
壕の中は綺麗に整備した上で維持されているので、とてもスムーズに見学できます。
ただし見学者の気持ちとしては、日米両軍および民間人含め20万人が犠牲になり当司令部も総員玉砕の運命を辿った、そんな戦いの悲惨さを想うと、スムーズどころではありません。
これは無線室の跡。
たくさんの兵士が潜んだのだから当然かもしれませんが、壕は思ったより深く、広いです。
司令官室跡。花が切ない。
わたしが気持ち的に一番堪えたのは、この「最後に総員が玉砕出撃した」場所。なんという悲劇。
見学していろいろ思うところありましたが、上手に言葉にすることができません。ただ、機会があれば来て・観ておくことをいろんな人にお勧めしたい戦跡でした。
見学した直後、壕の出口を抜けて撮った1枚。
高台下の街並みを無粋なガードレール写りこみを避けて撮ろうとしたら、こんなバランスの悪い構図になっちゃった失敗写真です。でもこの瞬間、飛行機雲の消え残る、ただただ青い沖縄の空が撮れて、この時の自分の心情の記録としては相応しかったのではないかと思っています。
さて、気分を変えて本島南部の海岸線を目指します。


